2012年5月12日土曜日

度し難い劣等感:中国人の被害妄想

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●侮辱を恐れてねじ曲がってしまった中国人のプライド



レコードチャイナ 配信日時:2012年5月12日 10時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61212&type=0

「中国人を侮辱」のゲームは日本製ではなかった!
=度し難い中国人の被害妄想


 2012年5月10日、ゲームソフト「ケインアンドリンチ2 ドッグ・デイズ」が中国を侮辱しているとして、弁護士の劉●(リウ・リン、●は王へんに林)氏が発売元を提訴した。
 その背景にあるのは、侮辱を恐れてねじ曲がってしまった中国人のプライドだ。
 網易新聞が伝えた。

 「侮辱」が拡大解釈されたのは、それが「日本製」だったからだが、制作したのはデンマークの企業で、発売元の日本のスクウェア・エニックスは内容についての決定権は持っていなかった。
 しかも、ゲームは中国国内では販売されていない。
 販売される国でそれぞれ厳しい審査を経ているのだから、内容について責められる必要もない。

 前作「ケインアンドリンチ デッドメン」の舞台は東京で、やはり多数の市民が殺される描写がある。
 他にも、ホワイトハウスが破壊されたり、大勢の日本人やドイツ人が殺されるゲームもあるが、訴訟に発展したことなどない。
 
 中国人の傷つきやすさは、もはや他国の人間には理解不能だ。

 また、映画、テレビ、広告など、あらゆるメディアで中国人が自国のイメージに目を光らせている。
 韓国による北京五輪の開幕式リハーサル盗撮事件、端午節の世界遺産申請、鍼灸(しんきゅう)の国際基準問題などは、いずれも
 「中国をおとしめるための陰謀」
とされている。
 皮肉なことに、日本の俳優も出演した映画『鬼が来た!』は、日本の権威ある雑誌で年間ベスト10にランクインしたが、中国では上映できない。
 
 米誌「フォーリン・アフェアーズ」に掲載された記事
 「中国の自信外交」の
 「被害者意識に浸る大国の出現に、世界が恐れおののいている」
という一文が、現状を如実に物語っている。

 今日の中国の国民感情は
 「屈辱の近代史」
を背景としている。
 貧しく、挫折に満ちた近代は列強の侵略と陰謀がもたらしたものだと信じ、
 「中国は被害者だ」
とする思いが染み付いていった。
 経済成長によって中華民族としてのアイデンティティーは強化された。
 だが、屈辱と自負の間でナショナリズムが燃え上がり、ことあるごとに西側の「動機」を疑いの目で推し量り、「陰謀」に結びつけようとする。

 いじめられ、侮辱を受けると思っていれば、周囲の人が皆そのように見えるものだ。
 人や国が侮辱を受けたかどうかは、本人がそれをどう感じるかで決まってしまう。
 だが、
 「人はまず自らを侮り、その後人に侮られる」
という孟子の言葉を忘れてはならない。
 他人から侮辱を受けてもいないのに強い被害者意識を持つことは、自らを辱める行為なのだから。


 果たして「被害者意識に浸る大国の出現に、世界が恐れおののいている」とすると、こんな大国が世界を牽引することができるのであろうか。
 大国の責務は、世界のリーダーとなることである
のだが、度し難い劣等感と被害者意識に凝り固まった国にその責務を果たせるとは到底思えない。
 いいかえると、中国は世界の
 「トラブルメーカー大国
として出現したのかもしれない。

 そういう国がリーダーになるというのも、
 それも歴史だということであろう。

 しばらく世界は憂鬱な時代を過ごすことになる、ということになろう。



レコードチャイナ 配信日時:2012年5月10日 13時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61149



日本大手企業のゲームが「中国人を侮辱」、
人格をおとしめたとして訴訟の動きも


 2012年5月9日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、日本のスクウェア・エニックスから販売されたプレイステーション3、XBOX360用ゲーム「ケイン アンド リンチ2:ドッグ・デイズ」に中国を侮辱している内容が含まれているとして中国のネットで話題となった。

 ゲームはケインとリンチという2人の主人公が上海を舞台に暴れ回るという内容。
 武器を片手にさまざまな「暴力的任務」をこなしていく。
 任務の過程で上海警察との激しい銃撃戦が繰り広げられる。
 また貧民窟が汚らしく描かれているほか、壁に書かれているスローガンが本来は
 「百年の大計、品質が第一」
であるはずなのに、
 「百年の大計、進捗第一、品質第二、安全第三」
と変えられているという。

 北京の劉[王林](リウ・リン)弁護士は「中国人の人格をおとしめた」容疑で精神的賠償1万元(約12万8000円)を求めて提訴した。
 なお開発メーカーのIOインタラクティブはこの件について謝罪声明を発表。
 「我々は中国文化と中国人民を尊重しており、誰をもおとしめるつもりはなかった」
と釈明している。





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