2012年5月24日木曜日

中国国産戦闘機エンジンと中国原子力潜水艦の深刻な課題

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レコードチャイナ 配信日時:2012年5月24日 15時29分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61528&type=0

中国巨大軍事力の「穴」=全力挙げて研究も高品質エンジンの開発に失敗

2012年5月23日、米軍事ニュースサイト・ストラテジーページはこのほど、中国の戦闘機用エンジンは80%が輸入だと報じた。
ロシアメディアの報道を環球網が伝えた。

過去10年間、中国は航空機用エンジンの研究開発、生産に巨費を投じてきたが、いまだに軍の要求に応えられる品質のエンジンを供給できないという。
旧ソ連と同じ問題に直面しているわけだが、旧ソ連の失敗例を知っている西側の技術を導入できるルートがある市場経済で技術の発展を図れるといった、旧ソ連とは異なる条件も備えている。

中国のエンジン開発失敗の典型例とも言えるのが、J-10に搭載されるWS-10Aエンジン。
2年前、中国はJ-10搭載のエンジンをすべて国産のWS-10Aに切り替えると発表したが品質を確保できず、昨年ロシアからさらに数百機のエンジンを調達することになった。
ストラテジーページは最低でも今後5年間は中国国産エンジンへの切り替えは難しいと指摘している。




サーチナニュース  2012/06/06(水) 12:50
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0606&f=politics_0606_011.shtml

日米印ロは次世代戦闘機で挫折 わが国の1人勝ちか=中国



● 殲20

ロシアメディアはこのほど、日本、米国、インド、ロシアはいずれも第5世代機の開発に行き詰まる一方、中国の殲20の開発だけが順調に進んでいると伝えた。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

■問題続出のF22とF35

米軍が誇りにしていたF22とF35の開発が行き詰っている。
技術上の優位性を実際の戦闘力に転じることができず、その信頼性が危ぶまれている。
2005年に部隊配備以降、酸素欠乏症が常にF22のパイロットを悩ませ、F22の操縦を拒むパイロットまで出てきている。

また、F35の問題にも米国は頭を抱えている。
コストの高騰や開発の遅れが悪い印象につながり、導入を大幅に削減する同盟国も出始めており、調達見直しが相次いでいる。

■開発が遅れる印ロの第5世代機

アジア初のステルス戦闘機導入を急ぐインドにも新たな課題が立ちはだかっている。
米メディアによると、ロシアとインドが共同開発中の第5世代機FGFA計画は予定より2年遅れの2019年に完成するとされており、中国の殲20ステルス戦闘機の就役時期とほぼ変わらない。
開発の遅れは、印ロの将来の空中戦に対する認識の食い違いが根本的な原因だという。
また、資金面での問題も重要要因となっている。

■まだ道のりは長い日本の「心神」戦闘機

日本が「i3」を代表とする次世代戦闘機の新概念
「情報化、クイック・レスポンス、スマート化」
を初公開し、第6世代機の基準を提案した。
日本は「心神」の製造がすでにスタートし、2015年の初飛行を目指すと発表しているが、その発展のレベルからすると同機は、実用化の段階ではなく、概念論証の検証段階にある。

つまり完成しても、エンジン推力の制約を受け、超音速巡航(スーパークルーズ)の能力を備えるのはかなり難しい。
第6世代機の開発において、日本が歩まなければならない道のりはまだまだ長い。

■中国 殲20の新たな進展

英軍事関連誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは、中国成都飛機集団が製造した4機の殲20原型機のうち、2機(機体番号2001と2002)が現在試験飛行中で、ほかの2機は地上テストの段階にあると伝えた。

試験飛行中の2機のうち1機は2種類のエンジンを搭載しており、
うち1台のエンジンはロシア製のAL-31FかAL-41F、
1台は中国国産のWS-10A
と推測される。
もう1機の殲20に搭載したエンジンはいずれも中国製のWS-10Aエンジンとみられる。


エンジンの開発ができていないのに、中国の一人勝ち、というのはどうもよく意味がわからない。
少なくともエンジンが開発できての戦闘機であろう。




レコードチャイナ 配信日時:2012年6月6日 15時28分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61881&type=0



中国が開発中の新型原子力潜水艦には「技術・政治的に深刻な問題」―SP紙

2012年6月5日、シンガポールの英字紙ザ・ストレーツ・タイムズは4日付記事で、中国が開発中の
新型原子力潜水艦「晋(ジン)」、
潜水艦発射型弾道ミサイル「JL-2(巨浪2号)」
について、
「技術的、政治的に大きな問題があり、中国政府のメンツを守るだけの開発だ」
と断じた。
以下はその概要。

中国人民解放軍は1980年代、核弾頭装備の原子力潜水艦「夏」を開発した。
しかし、運航速度は遅く、騒音は大きく、性能が不安定で、敵の攻撃を受ける恐れの高い代物だった。
これらの問題を解決すべく、中国は現在新型潜水艦「晋」、新型ミサイル「JL-2」を開発しているが、依然技術的、政治的に大きな問題が残されている。

技術に問題なのは通信能力の不足だ。
米国防総省が2年前に発表した報告書によると、
1.人民解放軍の潜水艦は、海上に浮かび上がるか、
2.通信ブイを水面に出さなければ外部と通信できない。
これではすぐに敵の攻撃を受けてしまう。

政治的な問題は海軍の決定権の不在だ。
陸上で保管される中国の核弾頭・弾道ミサイルは別々に保管され、中央軍事委員会から中央政治局まで、高度な集中管理システムで制御されている。
しかし、新型原子力潜水艦は核弾頭とミサイルが一緒に装備されるうえ、中国政府が権限委譲を一向に認めず、海軍は発射の最終決定権を持っていない。
管理・命令系統の複雑さは非常に深刻といえる。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/06/07 09:54
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/06/07/2012060700863.html

中国の戦略原潜に通信上の欠陥か?

 中国の最新鋭戦略原子力潜水艦、094型晋級潜水艦(排水量8000トン・写真)が水中通信技術の不備で、事実上、機能を発揮できずにいるのではないかとの見方出ている。

 中国紙・環球時報は5日、シンガポール英字紙ストレーツ・タイムズの報道を引用し、094型戦略原潜が水中通信などの技術的な問題により、核兵器を搭載せずに運用されていると報じた。
 戦略原潜は核攻撃を受けた際、水中から核ミサイルを発射し、相手国に反撃を加えるために開発された。

 094型戦略原潜の最も致命的な欠陥は、水中通信機能にあるとされる。
 潜水中は人民解放軍本部との通信が途絶し、通信を行うためには海面に浮上するか、通信用ブイを浮かべなければならない。
 しかし、同時に敵に発見され、攻撃を受けるリスクが生じる。

 中国軍の核兵器に関する命令は、中国共産党の中枢にある中央軍事委員会から政治局、人民解放軍総参謀部、核ミサイル部隊の第2砲兵部隊を通じ、伝達される。

 陸上にある基地は、普段核弾頭とミサイルを分離させておき、発射命令が下ると、核弾頭をミサイルに搭載して発射する。
 水中を動く戦略原潜では、普段から核弾頭をミサイルに搭載しておかなければ、有事の際に発射できない。

 ストレーツ・タイムズは、中国軍を統括する中央軍事委員会(主席・胡錦濤国家主席)が、通信上の欠陥を理由に、094型戦略原潜に核弾頭を配備していないと報じた。
 原潜には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の巨浪2号(JL-2)が12基が搭載されているが、最も重要な核兵器を装着できずにいることになる。

 米国の核兵器専門家、ハンス・クリステンセン氏は
 「核弾頭を配備した戦略原潜が水中で沈没したり、行方不明になったりすれば、通信手段がない中央軍事委としては対処方法がない。
 中国の戦略原潜は体面を保つ目的にとどまっている

と指摘した。

 ストレーツ・タイムズはまた、094型戦略原潜に搭載された巨浪2号の射程距離は7400キロにすぎず、米本土を攻撃するのは困難だと伝えた。

 中国軍は1980年代に夏級原潜を開発し、実戦配備した。
 しかし、速度が遅い上、騒音が大きいため、2000年代に094型晋級原潜を新たに開発した。
 同型は現在、2隻が配備されており、2隻が建造中とされる。



 国産旅客機開発はどうだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2012年6月16日 8時24分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62130&type=0



中国国産旅客機に問題多発、開発目標に打撃―英メディア

 2012年6月11日、ロイター通信によると、中国は旅客機の開発を進めており、エアバス社やボーイング社の脅威になることが予想されていたが、各国航空会社の代表者が集った国際航空運送協会(IATA)の北京会議において、中国の航空業界が10年以内に脅威となる可能性は極めて低いことが明らかになった。
 13日付で中国広播網が伝えた。

 座席数90席の中国国産旅客機ARJ21は、2010年に行われた地上での圧力試験では主翼に通常レベルより低い負荷で破損が生じ、2011年に行われた試験では重要な航空電子設備システムに故障が生じたほか、配線系統にも問題が見つかるなど、2年間で様々な問題が判明している。

 これらの問題はボーイング737と同サイズのC919の開発にも影響を与えている。
 中国のプライドを傷つけるだけでなく、高速列車から大型旅客機というハイテク製品の主要生産国になるという目標にも打撃を与えることになっており、お金だけではハイテク産業分野での成功を確保できないということが明らかになったことを意味している。

 米コンサルタント会社ティールグループは報告書で、ARJ21に続くとされる国産旅客機C919は市場に投入されるまで少なくとも3年はかかるとみられ、その頃にはエアバス社とボーイング社の新旅客機により時代遅れにされていると指摘した。
 ボーイング社の関係者は「どのような競争相手でも過小評価すべきではないが、中国の商用航空機メーカーが競争相手になるとは大げさすぎるだろう」と話している。


 開発にはトラブルがつきものである。
 そのトラブルを一つ一つ克服して、開発につなげていく。
 簡単なセオリーである。
 トラブルのない開発などありえない。
 中国は今、生む苦しみの最中である。
 時間とともに成功への道筋ができていくであろう。
 「時間の問題」だけである。



レコードチャイナ 配信日時:2012年6月27日 5時39分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=62435&type=0



航空エンジン自主開発できない中国「大国と呼べるのか」

 2012年6月21日、露軍事ニュースサイトによると、中国科学院博士で工程熱物理研究所研究員の徐建中(シュー・ジエンジョン)氏はこのほど出席した学術大会で、中国の航空開発技術について
 「国連安保理常任理事国5カ国のうち、近代的航空エンジンの自主開発能力がないのは中国だけ。
 大国と呼ぶにふさわしくない。
 しかし、今後の基礎研究・基幹技術の強化により、他国との差は縮められる」
と述べた。
 24日付で星島環球網が伝えた。

 徐氏はエンジン開発技術は国家の科学技術水準、軍事力を示す重要な指標になると指摘。
 先進国は航空エンジン核心技術の外部流出を厳格に禁じているとした。
 その上で、現在の中国のエンジン開発は基礎技術分野で先進国に大きく後れを取っていると語った。

 さらに徐氏は、中国の航空エンジン開発が外国製品の模倣から始まったことを指摘。
 過去60年以上にわたり、外国製品の模倣と改良を重ねることで、これまでに数十種類6万台近いエンジン生産を達成したと強調。
 今後は基礎・核心技術の開発に力を入れることで、先進国との技術の差は埋められるとした。






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