2012年5月21日月曜日

中国の石油価格負担は世界4位

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レコードチャイナ 配信日時:2012年5月21日 7時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61420&type=0

中国の石油価格負担は世界4位―米メディア

 2012年5月17日、新京報によると、ブルームバーグがこのほど発表した石油価格の比較報告で、石油価格ランキングで中国は42位だったが、1人当たり平均収入を踏まえて作成された石油価格負担ランキングでは4位だった。
 人民網日本語版が伝えた。

 同報告は、欧州のエネルギー機関、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、ブルームバーグが発表したデータなどに基づく統計分析を踏まえて作成されたもの。

 同報告によると、世界で石油価格が最も高いのはノルウェー、デンマーク、イタリアで、最も安いのはベネズエラ、サウジアラビア、クウェートだ。
 1人当たり平均収入を加味した石油価格負担ランキングの上位3カ国はインド、ナイジェリア、インドネシアで、最下位3カ国はベネズエラ、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)だった。

 石油価格負担の計算方法は、97号ガソリンの1ガロン当たりの価格を当該国・地域の1人当たり平均日収で割るというものだ。
 中国本土の石油価格は世界42位だが、石油価格負担では4位に上がる。
 香港の石油価格は世界7位だが、石油価格負担では31位に下がる。

 同報告によると、中国本土の1人当たり平均日収は16ドル、97号ガソリン1ガロンの価格は5.31ドルで、平均日収に占める割合は約34%となる。
 香港の1人当たり平均日収は101ドルで、ガソリン価格が平均日収に占める割合は約8.8%だ。
 ガソリン支出で香港は中国本土を72%上回る。

 ノルウェーではガソリン価格が平均日収に占める割合はわずか3.6%にとどまる。
 米国は約3.1%で、同ガソリン1ガロンは4.19ドル、石油価格ランキングは44位、石油価格負担ランキングは50位だった。




レコードチャイナ 配信日時:2012年5月14日 13時51分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=61230&type=

鉱物資源対外依存度、石油と鉄鉱石が56%に―中国

 2012年5月11日、新華網によると、10日に発表された「2011中国国土資源公報」から、中国の大口鉱物商品の対外依存度が過去最高水準となったことが分かった。
 うち石油、鉄鉱石の対外依存度は56%以上に達した。
 人民網日本語版が伝えた。

 同公報によると、2011年の主要鉱物の生産量は全体的に増加を維持し、供給能力が増強されたが、大口鉱物商品の需要と供給のバランスが乱れている。
 2011年、中国の鉱物対外貿易輸出入総額は9571億ドルに達し、前年比34.3%増となった。
 うち輸入額は34.5%増、輸出額は33.9%増となった。
 原油、石炭、鉄鉱石、ボーキサイト、マンガン、クロム鉄鉱、ニッケルなどの鉱物の輸入量は、前年比でそれぞれ増加した。
 特に石炭は2009年に輸入が輸出を上回り、2011年の輸入量は前年比20.3%増の2億2228万トンに達した。
 石油の対外依存度は56.7%、鉄鉱石は56.4%に達した。

 同公報によると、地質調査・鉱山開発は2011年に国家戦略として位置づけられた。
 地質調査に対する投資が持続的に増加し、通年の投資総額は前年比6.7%増の1092億3000万元(約1兆4200億円)に達した。
 大部分の主要鉱物の発見埋蔵量は増加を維持している。
 中でもエネルギー鉱物資源の発見埋蔵量が増加し、特に炭層ガスの資源量は72.0%増となった。
 鉄、アルミ、鉛、ニッケルなどの鉱物の資源量もそれぞれ10%以上増加した。
 金、銀、銅などの鉱物資源の資源量もそれぞれ増加した。

 同公報は、
 「鉱物資源の調査と開発が強化され、供給能力が高まっている。
 しかし国内大口鉱物商品のみの供給では、急成長する消費需要を満たせず、対外依存度は高位を維持した。
 鉱物資源の安全性にリスクが存在し、資源確保の強化が待たれる」
とまとめた。




ロイター 2012年 05月 22日 05:18 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTJE84K01G20120521

中国企業、一般炭購入契約の一部を不履行=トレーダー

[上海/シンガポール 21日 ロイター] 
 コモディティ(商品)トレーダーによると、中国の業者が一般炭購入契約の一部を不履行にした。
 石炭価格はここ1週間、下落していた。
 すでに前週、鉄鉱石の一部出荷が延期されたと伝わっている。
 今回の契約不履行は、中国の資源需要が景気減速で減退していることをあらためて示している。

 トレーダーによると、契約相手は米国、コロンビア、南アフリカなどの業者。
 不履行となった一般炭はカーゴ(貨物)にして少なくとも6つで、値引きして再オファーされたという。

 あるトレーダーは「多くは4月初めに締結されたスポットベースの契約。
 その後価格は1トンあたり10ドル前後下落した。
 中国業者が買い付けがケープ規模であったなら、150万ドル近い損失が発生しているだろう」と述べた。

 国際的な指標によると、南アフリカ産一般炭価格は4月上旬から10ドル下落。
 豪州産も同程度下落している。

 最近の貨物輸送価格の急落も買い手の損失を膨らませているという。

 一般炭の国際価格は2年ぶり低水準にあり、資源会社が生産拡張を行う中、中国の需要が回復しなければ価格下落が一段と加速する可能性が高まる。

 欧州のあるトレーダーは、需給バランスの改善には中国による大量の輸入や欧州の猛暑、資源会社による生産縮小が必要との見方を示した。
 
 デフォルト懸念は、鉄鉱石市場にも波及しており、市場価格は4月下旬から約10%下落している。

 シンガポールの鉄鉱石トレーダーは、取引のある買い手の一つがすでにデフォルトを起こしたことを明らかにし
 「市場の下落ペースが余りにも速くてついていけない」
と述べた。

 商品価格の下落やコスト上昇を受け、BHPビリトンやリオ・ティントは、オーストラリアやカナダでの長期拡大戦略の見直しを迫られている。



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