2012年4月12日木曜日

トンデモおもろい建築選手権大会

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● 現在ブッチギリでトップの天子大酒店




ロケットニュース24 2012年4月11日
http://rocketnews24.com/2012/04/11/202354/

【ザ・悪趣味】中国のトンデモ建築選手権がカオスすぎる

日本を抜きGDP世界第2位に躍り出た中国。経済規模だけではもはや発展途上国なんて言えない。
今、最も勢いのある国のひとつである。

バブル真っ只中とも言われている中国でトンデモ建築選手権が開催されている。
中国全土から50もの奇怪な建築物がノミネートされているが、我々の想像遥かに超えた悪趣味っぷりである。
まさにカオス状態だと話題になっている。

中国で最も悪趣味な建築物を決める大会を開催したのは広東省に拠点を置くメディア南方都市報だ。
審査は実用性、適応性、文化性など複数の視点から進められる。
ノミネートされた50の建築はどれもキラリと光る珍妙さを兼ね備えたものばかりだ。

審査にはネットユーザーからの投票も加味される。
4月11日現在の得票ベスト5をご紹介しよう! 
画像は記事の一番下にあるぞ!(表示されない場合はこちらhttp://goo.gl/Kl8vT)

■1位:天子大酒店(河北省)
現在ブッチギリ1位の天子大酒店。
高さ41.6メートルの3人の人物は巨大なフィギュアではない。
何と10階建てのホテルである。
しかも彼らは神様だ。
ホテルの部屋は全て神様の体の中に格納されているぞ! 
なかなかできない体験だ。
ガンダムだと思って泊まれば結構楽しいかもしれない。

■2位:五粮液酒瓶大楼(四川省)
五粮液は白酒(パイチウ)の一種、消毒液かと思うほどのパンチのきいたお酒である。
だがその工場もかなりパンチがきいている。
なんと巨大なお酒のモニュメントを建ててしまったのだ。
現地では観光地化しているそうだが、実はこれは工場への配電施設。
実用性とアイディアを兼ね備えたご自慢の建築物であるそうだ。


■3位:淮南ピンポン酒店(安徽省)
卓球のラケットが地面に突き刺さっている。
これは2011年に安徽省で建設が始まったビルだ。
全高150メートル。
完成すれば安徽省一の高さになる。
なお建設費は3億元かけられると見られている。
ラケット型の本館の他にちゃんと卓球の球も併設されているとは、なかなかニクイ演出である。


■4位:重慶人人大楼(重慶市)
280メートルにもなるという巨大な「人」という漢字のビルだ。
人と人のつながりを強調したものなのだろう。
だが、ネットユーザーからは映画『タイタニック』の船首におけるあの名シーンにしか見えないと言われている。


■5位:方圓大厦(遼寧省)
2012年1月、アメリカで発表された世界10大イケてない建築物に選ばれ一躍有名になったビルである。
惜しくも現時点で得票数は第5位であるが、文化を越え世界的に通用する悪趣味さをそなえているビルであると言える。


いかがだろうか。なお、この大会は、大型建築物を建設する際、中国文化や周りの景観との調和を考えず
「奇をてらえばてらうほどいい」
という風潮を風刺する意図もあるそうだ。

選手権では最終的にトップテンが発表される予定。
1位~5位の入賞は確実だろう。
だが、5位以下は得票数を見る限りまだまだ逆転がありうる情況だ。
中国人が選ぶ最も悪趣味な建築とはどんなものなのだろうか。
発表に興味深々である。




参照元:南方都市報(中国語)


「ザ・悪趣味」とある。
そうかな、「ザ・楽し味」だと思うのだが。
オリンピックの競技場と似たりよったりだろうと思うが。


レコードチャイナ 配信日時:2012年4月12日 6時2分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60343&type=0

あの壮大な五輪スタジアムも、4年後は無用の長物化
…お上りさんの観光スポットになっただけ―北京市

2012年4月9日、ロンドン五輪を控えた今年は、前回の北京五輪から4年が経つことを意味しているが、英ロイター通信は「4年後、北京は五輪の遺産を持て余している」と題したコラムで、大会のために巨額の投資をして建設した競技施設が無用の長物と化している現状を紹介した。
環球時報の報道。

五輪開催を機に北京の街はインフラや交通が整備され、住みやすい街となった。
その一方で、こぞって建設された先進的デザインの競技施設は有効利用されないまま、財政を圧迫するだけの存在となっている。
特に、その斬新な意匠が目を惹いたメインスタジアムの北京国家体育場(通称:鳥の巣)北京国家水泳センター(通称:ウォーターキューブ)は、全国から集まる観光客の参観場所になった以外に、競技施設としての機能を失ってしまっている。
「鳥の巣」は確かに、サッカーや陸上競技大会に利用されたこともあり、イベントやコンサート会場としても幾度か日の目を見た。
しかし、運営側によると、35億元をかけた鳥の巣の建設費は、回収に30年かかるという。

五輪開催地の立候補をした当時、組織委員会はとにかく開催権の獲得に必死だった。
これらの美しいスタジアムを建設した“その後”のことは考慮に入れていなかったのだ。
「こうした施設は頻繁に使えば使うほど、メンテナンスの精度も上がり、収益も多いのに」
とは、国内大手ポータル・網易(NETEASE)スポーツ記事担当者の弁。
ボートやカヌーの競技場はさらに悲惨な状況。
国内にほとんど競技者がいないからである。









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