2012年4月7日土曜日

深海探査機「ゆめいるか」「じんべい」「おとひめ」

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● 新開発の深海探査機「ゆめいるか」「じんべい」「おとひめ」(手前から)=横須賀市の海洋研究開発機構




朝日新聞 2012年4月6日19時33分
http://www.asahi.com/science/update/0406/TKY201204050731.html

無人でスイスイ、海底3千メートル…海洋機構の新探査機

 横須賀市に本部がある海洋研究開発機構は5日、新しく開発した無人探査機「ゆめいるか」「じんべい」「おとひめ」の3機を公開した。
 いずれも有線やリモコン操作が不要な自律型で、3千メートル潜ることができる。
 日本近海の海底資源や環境調査の進展が期待される。

 「ゆめいるか」は全長5メートルで、来春完成予定。高性能のソナーで海底を測り、数十センチの単位で地形図を作ることができる。
 レアアース(希土類)などの海底資源を探査するという。

 「じんべい」と「おとひめ」は今年中に運用が始まる予定。
 海水中の二酸化炭素濃度や酸性度を調べ、温暖化など地球環境の研究に役立つ情報を集める。

 3機同時開発を担当した吉田弘グループリーダーは
 「海底探査がやりやすくなる。
 いつか、日本の全ての海底の情報を手中に収めたい」
と話した。





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