2012年4月6日金曜日

日中両国の「結婚できない女」たち、その共通点と違いとは?

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レコードチャイナ 配信日時:2012年4月6日 13時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60176&type=0

日中両国の「結婚できない女」たち、その共通点と違いとは?

 2012年4月4日、適齢期を過ぎたのに結婚したくてもできない「剰女(=独女)」の増加が日中共通の社会現象となっている。
 中国・北京在住のフリーライター、林秋子(リン・チウズ)さんが、両国の「剰女」の違いについて分析している。
 四川新聞網が伝えた。以下はその内容。

 自分がいまだに未婚なのは「イイ男がいない」というのが両者に共通する言い分なのだが、婚活により必死なのは日本の「剰女」だと筆者は指摘する。
 結婚相談所が主催する婚活パーティーに異業種交流パーティー、農村へのお見合いツアーなど、活動範囲はかなり幅広い。

 日本の「剰女」は2つのタイプに分かれる。
1.「旦那さんの稼ぎでブランド物の服を買いまくり、年に1回は海外旅行」という専業主婦願望型と
2.男性の倍は稼ぎがあるバリバリのキャリアウーマン。
 どちらも、理想の相手を見つけるのは至難の業ということらしい。

 日本に「剰女」が増えているのは男性側の原因だと筆者は思う。
 日本経済の低迷で大半の男性は親世代より稼げなくなり、自信を失った。
 だが、男としてのプライドだけは相変わらず。
 傷つきたくないから、自分から声をかけられない。
 いわゆる「草食系男子」と呼ばれる男性が増えている。

 中国も、同じような状況だ。
 お見合い番組を見ていると、男性陣は
 「今の中国女性は打算的すぎる。
 持ち家、車、財産、地位がなければ結婚してもらえない」
と恨み節を炸裂させているが、中国の「剰女」たちは実はそこまで欲張りではない。

 彼女たちは高い学歴とやりがいのある仕事を持ち、キャリアアップを目指して頑張っている。
 ただ、自分と釣り合いのとれる男性と幸せになりたいだけだ。
 だが、男性側にしてみれば、妻になる女性は学歴なんて高くなくてよいから、良妻賢母型とホッとできる家庭が築きたい。

 先日、友人の35歳キャリアウーマンの中国人女性が結婚して赤ちゃんを産んだ。
 お相手は金も地位もないごく普通の男性。
 持ち家でもないし、豪華な家電もない。
 だが、彼は料理上手で家庭的。
 彼女は「こういう小さな幸せが本当の幸せよ」とのろけていた。

 日中の「剰女」たちよ、「イイ男」はすぐ目の前にいるかもしれない。
 金も地位もなくてよい。
 心から相手を尊敬できるかどうか、心休まる時間が過ごせるかどうか。
 ここが、1番大事なポイントではないだろうか?


 でもやはり理想は高いほうがいい。
 中国の場合、一人っ子政策で圧倒的に「女」が少ない。
 「男、よりどりみどり」である。
 子孫には優秀な人材を残したほうがいい。
 それが「一人っ子政策の大前提」である。
 ただ問題になるのは、男子の遺伝子は優秀なものが残されるが、女子の遺伝子は旧態依然のままである。
 つまりいくらやっても、子孫には優秀な人材を残すという目標は完遂されない、という矛盾が出てくる。

 でも相対的には一人っ子政策で子供のかける学費は大きくなり、多くの家庭がこどもを海外留学させたいと望み、それができる家庭が増えているという結果を産み出していることも事実である。
 優秀な人間が相対的にはどんどん増えていくことになるだろう。



サーチナニュース 2012/04/09(月) 12:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0409&f=national_0409_065.shtml

【中国BBS】1人っ子政策のない日本、中国の政策に不満の声

  中国の掲示板サイト天涯社区の掲示板に
 「日本は中国よりも人口密度が高いのに…」
というスレッドが立てられた。 
 スレ主はさまざまなデータを挙げて日中を比較し、中国の劣る点を指摘している。
 これに対してスレ主に同調する意見や自国を批判する意見などが寄せられた。

  スレ主は特に、中国の1人っ子政策について疑問を投げかけた。
 中国は合計特殊出生率と人口の自然増加率が日本より高いが、日本は1人っ子政策がないのに人口が減少しており、日本には1人っ子政策が必要ではないと述べた。

  一人っ子政策については否定的な意見が数多く寄せられている。

●「一人っ子政策は漢族に対する蔑視(べっし)!」
●「中国の人口増加はほとんどが少数民族だ。
 1人っ子政策などという乱暴な政策を続けたら、中国は秩序のなかった歴史を繰り返すことになる。
 その時には誰が漢族を救うのだ?」

  スレ主はまた、中国の省ごとの人口分布が不均衡であることを挙げた。
 中国では戸籍管理が厳しく行われており、農村戸籍と都市戸籍では大きな格差がある。 
 これを批判して、
 「中国はこんなに分布が不均衡なのに、なぜこんなに厳しく戸籍を管理するのか」
という意見も寄せられた。

  人口問題については過激な意見も出ている。

●「この国はすでに狂っている。腐敗でおから工事をしながら、人口制限をする。
 戦争でもしようぜ」
●「戦争と病気の流行が人口削減の一番の方法」

  日本を称賛する意見としては
 「日本の役人はリーダーシップ力が強いことを示している」
というものがあった。

 
 日本の場合は生態的に人口減少に向かっている。
 日本列島という限られた領域に適正に生存できる人口まで減少が続く。
 そのため、男性の草食化という生態遺伝子的動きが発生している。
 遺伝子がいわゆる肉食化に転じるまでは静かに待つしかない。
 それが、自然の摂理というものなのだろう。

 つまり、中国は人為的に、日本は自然的に人口減少が実行されている。



レコードチャイナ 配信日時:2012年4月10日 6時17分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60259&type=0

懸念される「豊かな国になる前に老いた国となる」危険=高齢化の加速で

 2012年4月8日、広州日報は中国の高齢化について伝えた。
 2011年末、中国本土の65歳以上の高齢者は1.23億人に達した。
 これは総人口の9.1%を占め、欧州全体の高齢者総数を超えるという。

 また中国は2026~27年に、65歳以上の高齢者の総人口に占める割合が14%に達し、高齢社会に突入すると専門家は予測している。

 さらに、2050年には労働人口と高齢者の比率は、2000年の10:1から2.8:1となり、労働人口は激減するという。

 このほか、多くの専門家は、中国の経済発展が未成熟なまま、高齢化が先に進んでしまい、国は豊かになる前に老いてしまうと考えている。


 「一人っ子政策」は国民の高齢化をもたらすことは事前にわかっている。
 現在の人口を維持するには夫婦二人の家庭が「2.1人の子供」を産まないといけない、と計算されている。
 一人っ子だと加速的に高年齢化が進む。
 日本の場合は、日本列島という自然生態的要因によって生物繁殖が抑えられている状態といっていい。
 日本列島にとって生態的に適正と判断されるまで日本民族は減り続ける。
 戦後半世紀爆発的に増えた人口が、ピークを迎え、転じて爆発的に人口減少に向かっている。
 増えすぎたものが調整段階に入っているといっていい。

 果たして中国にとって、自然生態的な人口とはどの程度のものであろうか。
 人為的に人口数を操作するということは、どういう結果になることなのであろうか。
 日本も戦前「産めよ増やせよ」の時代があった。
 ちゅうごくでも毛沢東時代は「産めよ増やせよ」であった。
 そして、現在は「一人っ子政策」と変わっている。
 中国は、どうも人間の人為的操作の激しい国のようである。



レコードチャイナ 配信日時:2012年4月13日 7時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60325&type=0

大都市で「恐婚」現象拡大、生活・経済圧力が主因

 2012年4月9日、中国国営ラジオ局・中央人民広播電台「経済之声」は、中国の大都市で拡大する「恐婚」現象について報じた。
 「自由を失うのが怖い。マイホームを買って家族を養うお金がなく、結婚しても幸せになれるとは思えない」――。
 「広州恋愛・結婚状況調査報告」によると、都市に住む結婚適齢期の人々のうち、3割以上の女性と2割以上の男性が、このような心理状態ゆえに、結婚に恐れを感じる「恐婚」症状を呈しているという。
 人民網日本語版が伝えた。

 「恐婚」はますます蔓延するのだろうか?
 婚活・お見合い番組が中国国内で大ブレイクする一方、
 「恐婚」や自分が結婚できるかどうか心配する「愁婚」
などの心理状態に陥る大都市住民が増える理由は一体何なのか?

 今回の調査は、男女半数ずつ計1622人の未婚者に対して行われた。
 調査対象者は1975年から1985年に生まれた結婚適齢期が多勢を占める。
 調査報告を担当した機関のひとつである婚活サイト・百合網の担当者は、
 「ひと口に恐婚と言っても、男性と女性では原因が異なる」
と指摘した。

 同担当者によると、広州の独身男性にとって、経済的圧力は極めて大きく、マイホームを購入し、家族を養うだけの経済的基盤がないことが、「恐婚」の主な原因という。
 一方、家庭という責任を担うことと自由を失うことに対する恐れ、そして離婚率があまりにも高い現状が、女性の「恐婚」の要因だ。

 「恐婚」現象は広州だけで起こっている訳ではない。
 百合網が発表した「2011年中国恋愛・結婚報告」によると、相手の男性に求める収入条件は
 「月収4000元(約5万2000円)以上」
と答えた女性が77.3%と、前年の66.3%よりかなり上昇した。
 また、「男性がマイホームを用意すべき」と考える女性は4割に達した。
 これに対し、男性の4割はこれを拒絶した。
 百合網の担当者は、男女間の愛情にも、今は「購入制限」が設けられていると話す。

 同担当者は、
 「収入の面でも、不動産の面でも、男性に圧し掛かる結婚コストは高騰していることから、男性の『愛情』も『購入制限(出し惜しみ)』現象が起こっている」
とコメントした。

 百合網の結婚カウンセラー・周小鵬(ジョウ・シャオポン)氏は、
 「月給4000元は多くの結婚適齢期の人々にとって簡単にクリアできる条件ではない。
 しかし、大都市での衣食住コストや交通費を考えれば、これくらいは必要だ。
 この条件ゆえに、多くの人の結婚への道がますます遠のいてしまった」
と指摘。
 このほか、仕事上の圧力から多くの人が「自分を抑える」傾向が強まっていることも、大都市や地方の中核都市で恐婚現象が蔓延する一因となっているという。

 周氏は、
 「例えば、北京で、通勤に往復2時間以上かかり、ほぼ毎日残業しなければならないとしたら、仕事のストレスが高じる一方、自分をますます抑えなければなりません。
 自分の生活をコントロールしなければならない状況がより強まり、自分が持っているものを手放すことがますます怖くなります」
と分析した。

 「非誠勿擾」などの公開お見合い番組が大ブレイクし、注目度や人気が最高に達しているというのに、適齢期の人々が「恐婚」や「愁婚」の間で揺れ動き、その傾向がより強まっているのはなぜなのか?
 江蘇衛星テレビ編集室の劉原(リウ・ユエン)副主任は、
 「公開お見合い番組の大ヒットの裏には、現実社会の切実な問題がある」
との見方を示した。

 劉氏は、
 「社会は変化しながら発展していく。
 その中で、人々の考え方も変化する。番組に登場するさまざまなタイプの男女は、違った考え方の人々を代表している。
 番組でお見合いから生まれるドラマを一挙に公開することで、ポジティブな恋愛・結婚観を視聴者に伝えるのが我々の意図するところだ」
とコメントした。

 百合網の周氏は
 「お見合い番組では、結婚に到るまでの困難や問題がどうしても誇張されてしまうため、番組を視聴した結婚適齢期の若者たちは、結婚に戸惑うことになる。
 しかも、人によって注目する点は違うため、参加者24人の一人一人違った欠点に気がつき、結婚への不安はさらに膨らむ。
 1980年代生まれは特に個性が強いため、結婚生活の中で自分自身の一部を放棄することはさらに難しい」
と指摘。
 「『恐婚』症状の蔓延を予防するために最も大切なことは、心構えや心の持ち方です。
 まずは『自己主張を控える』ことから始めるべきです」
と続けた。

 周氏によると、まずは自己主張を控え、次に相手との意思疎通を大切にすべきという。
 その次の問題は、相手の欠点が目につき、それが邪魔になって結婚相手として選べないことだ。
 適齢期の男女は、相手の欠点も、自分の欠点も、ともに受け入れようとする心構えが必要だ。
 こうして初めて、円満な結婚生活をスタートすることができる。




サーチナニュース  2012/04/14(土) 13:34
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0414&f=national_0414_043.shtml

【中国BBS】男尊女卑の日本はなぜ男女比が均衡しているのか?

  中国大手検索サイト百度の掲示板に
 「日本も男尊女卑なのになぜ男女比のバランスが取れているのか」
というスレッドが立てられた。
 中国では男女比のバランスが非常に悪く、男性が圧倒的に多い状況となっているが、日本ではそうでないことにスレ主は疑問を抱いたようだ。
 これに対してさまざまな回答が寄せられた。

  寄せられた意見の中で大勢を占めたのが政策の違いという理由だ。

●・「日本には1人っ子政策がないからだよ。
 男の子がもう1人欲しいと思えばまた産める。中絶せずに済むというそれだけの話」
●・「日本は出産制限していないのに高齢化が問題になっている。
 日本政府は子どもをたくさん生むように勧めている。でも中国はどうしようもない」
●・「1人っ子政策は中国だけのもの。
 日本では女の子が生まれたら、次に男の子を産めばいい」

  中国の1人っ子政策は最近になって緩和された部分もあるものの、少数民族を除いて基本的には子どもは1人しか産めない。
 男子が尊重される中国では、妊娠した子の性別が女子だと分かると中絶してしまうケースが多い。
 日中におけるこの点の違いについても多くの意見が寄せられた。

●・「日本人は中国のように女の子だと分かったらすぐ中絶なんてことをしないんだよ」
●・「日本では子どもをおろすことは禁じられているのでは?
 それに日本の男性はこれだけ女性の愛に飢えているのだから女性を減らすなんてことはできないよ」

  また、男尊女卑に関してもいろいろな意見がでている。

●・「日本は男尊女卑じゃないよ。
 そうだとしてもある程度の男尊女卑というだけ」
●・「日本は封建的でないから」
●・「中国が男尊女卑なのは、まったくの実用主義からであって伝統的な考え方ゆえではない。
 日本の男尊女卑は完全に封建主義の名残り」

  全体の意見を見ると、結局は国情も政策も考え方も違うからということのようだ。



 


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