2012年4月25日水曜日

北朝鮮の挑発的発言、 一部では「宣戦布告」との見方も

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● NHKニュース



NHKニュース 4月24日 17時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120424/k10014680331000.html

北朝鮮の核実験“相当準備進む”

 韓国国防省の報道官は、北朝鮮が新たな核実験に向けた動きを見せていることについて、「相当な準備を進めている」と述べ、北朝鮮が核実験に踏み切る準備が進んでいるとの認識を示しました。

 韓国国防省の報道官は24日の記者会見で、北朝鮮が新たな核実験に向けた動きを見せていることについて、
 「相当な準備を進めている。あとは政治的な決断だけが残されている」
と述べて、北朝鮮が核実験に踏み切る準備が進んでいるとの認識を示したうえで、北朝鮮の指導部に対し、思いとどまるよう求めました。
 韓国の情報当局は、北朝鮮が今月に入って北東部のプンゲリにある核実験場で、核実験を行うための新たな坑道を掘っていることを確認しています。
 これに関連して、別の韓国政府高官も
 「北朝鮮は歴史的な分岐点にさしかかっている」
と述べ、仮に北朝鮮が核実験に踏み切れば、国際社会から一段と孤立し、破綻している経済の再建は一層遠のくことが避けられないと警告しています。
  韓国政府は、北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記を中心とする新しい指導部が、人工衛星としている事実上のミサイル発射の失敗をみずから認めるなど、これま でとは違うスタイルを模索する動きも見せていることから、発射に続く核実験だけは思いとどまるよう指導部に繰り返し求めています。


 アメリカはミサイルのときと同じで、口では非難するが決して積極的な介入はしない。
 なぜなら、アメリカは朝鮮半島で事が起きるのを、ヨダレを垂らして待っている。
 どう考えても、朝鮮半島の有事はアメリカに利益をもたらす。
 それを、止めるなってことは絶対にしない。



時事.com 2012/04/25-10:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012042500249

北朝鮮、2週間内に核実験=数十発の核兵器保有か-米報道

 【ワシントン時事】米NBCテレビは24日、複数の米当局者の話として、北朝鮮が早ければ同日夜(日本時間25日午前)、遅くとも2週間以内に地下核実験を実施する可能性があると報じた。
 米当局は、北朝鮮が既に12発から数十発の核兵器を保有していると分析しているという。
 NBCによると、米当局者は核実験の具体的な実施日を特定できないとしつつ、今後2週間内に行われる可能性は「百パーセント」と断言。
 人民軍創建80周年に当たる25日を可能性の一つとして、いつでもあり得るとの見方を明らかにした。


 アジアは戦争の犬にとって、エサと冒険の宝庫だ。



ロケットニュース24 2012年4月26日
http://rocketnews24.com/2012/04/26/206827/

北朝鮮の挑発的発言に韓国も警戒感! 一部では「宣戦布告」との見方も

 韓国と北朝鮮の軍事的な緊張が高まっている。
 最近北朝鮮は、
 「特別行動を行えば3~4分、それよりも短い時間で焦土化する」
と、かなり挑発的な発言をしているのだが、
 これが単なる威嚇でないと、韓国専門家も警戒しているようだ。

 というのも、発言は一度にとどまらず頻繁に繰り返されており、北朝鮮の国民を奮起させる狙いでないと見られている。
 一部では宣戦布告と捉える見方さえあるようだ。

 北朝鮮の軍事に詳しいキム・ヨンス国防大学校教授は、
 「北朝鮮の威嚇発言が単発でなく、4月18日に行った北朝鮮最高司令部のスポークスマン声明をさらに一段階具体化している点に注目しなければならない」
と、警戒感を示している。

 また、ヤン・ムジン北朝鮮大学院大学校教授は、
 「今回の北朝鮮の威嚇は、北朝鮮体制を結束させるためや、韓国を混乱に陥れる心理戦に終わらない。
 実際武力的な挑発を行う可能性が高い
と語っている。

 さらに治安政策研究所の安保対策室先任研究官は、
 「宣戦布告」と想定している。
 彼は
 「北朝鮮の威嚇は明らかに対南用で、私たちの国民を戦争の恐怖に追い詰めるためのもの」
として、
 「キム・イルソン生誕100周年の行事が終わった後に体制を強化させ、ロケット発射実験失敗以後、アメリカと中国の圧力を弱化させるための手段でもある」
と分析している。

 しかしながら、北朝鮮が人命に被害が及ぶ軍事行動を行わないと予測している。
 というのも、先に挙げたように米中からも圧力があるなかで、無謀な軍事行動をとれば、劣勢に立たされることは明らかだからである。
 したがって、韓国の送電塔や通信中継所、主要発電所への攻撃が考えられている。
 またITネットワークに被害をあたえるサイバーテロもあり得るだろう。

 2010年の延坪島(ヨンビョンド)砲撃事件の際に、韓国は当時の緊張を対話で解決しようと試みていたのだが、結局砲撃を受けることとなった。
 今回その教訓から、韓国は北朝鮮の威嚇に強気な構えで臨むとしている。
 はたして今後、二国間の関係はどのようになってしまうのだろうか? 
 当分予断を許さない状態が続きそうだ。

参照元:dailian.co.kr(韓国語)





NHKニュース 4月26日 4時0分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120426/k10014725751000.html

“中国企業が8台の発射車両”報道



 北朝鮮が軍事パレードで公開した弾道ミサイルの発射台を兼ねた車両について、中国の軍事動向を伝えるカナダの雑誌の電子版は
 「中国企業が去年、8台を引き渡した」
と伝えました。

 北朝鮮は今月15日の軍事パレードで大陸間弾道ミサイルとみられるものを公開し、これを運搬する発射台を兼ねた車両が中国の特殊車両と極めて似ていたことから、中国が開発を支援したのではないかという指摘が出ています。
 これについて、中国の軍事動向を伝えるカナダの雑誌「漢和防務評論」の電子版は25日、独自に確認した情報として、
 「『湖北三江航天万山特種車両』という中国企業が2008年に北朝鮮側から受注し、去年、8台を引き渡した」
と伝えました。
 この企業は中国軍系の大手国有企業の子会社で、軍事用の特殊車両の製造を手がけています。
 この雑誌の平可夫編集長は
 「車両は民生用として引き渡された」
としたうえで、
 「中国企業は、北朝鮮の軍事利用の意図を知っていたのではないか」
と指摘しています。
 また、記事によりますと、この車両には中国が輸入したアメリカ製のディーゼルエンジンとドイツ製のギアボックスが使われているということです。
 武器への転用が可能な物資を北朝鮮に提供することは国連安保理の決議で禁じられており、アメリカ政府は中国側に懸念を伝えています。


 中国が北朝鮮の後ろ盾であることはふしぎなことではない。
 中国が、開発武器の実践テストを朝鮮半島でやりたがっていることはミエミエだろう。



サーチナニュース  2012/04/27(金) 15:30
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0427&f=politics_0427_020.shtml

韓国に対して「特別行動をとる。延坪島砲撃以上だ」=北朝鮮

  北朝鮮が韓国に対する“警告”をエスカレートさせている。
 26日にはメディアを通じて
 「これまでにない手段を用いる」、
 「(2010年11月に発生した)延坪島(ヨンピョンド)砲撃のレベルではない」
などと表明した。

  北朝鮮の労働新聞は23日付で、同国外務省が22日、
 「朝鮮半島でいかなる事態が発生しても、責任は完全に李明博(イ・ミョンバク)の逆賊にある」、
 「いかなる国家も、同盟関係やパートナーと称して人倫道徳を踏みにじる世の中のごみを保護し、われわれ民族の内部問題に干渉するならば、朝鮮軍民の怒りの刃(やいば)を免れないだろう」
などと宣言したと報じた。

  中国新聞社によると、23日には李明博政権に対して
 「特別行動をとる」
と表明。
 26日には韓国向け宣伝媒体の「われらが民族」を通じて
 「朝鮮革命武装勢力は、絶対に空言を弄(ろう)しない」、
 「延坪島砲撃事件と同じレベルだと考えたら、最大の間違いだ」
などと表明した。

  朝鮮の革命武装勢力は
 「最高の尊厳を守る」ために「これまでにない特殊な手段と朝鮮流の方法を用いて、
 李明博政権を「地球上から取り除く」
と宣言した。


 完全にヤル気だということだろう。


サーチナニュース  2012/04/27(金) 15:52
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0427&f=politics_0427_022.shtml

朝鮮半島は「一触即発」状態なのか=中国メディア

  北朝鮮が近日中に3度目の核実験を実施するとの情報が流れる中、北朝鮮は韓国のイ・ミョンバク(李明博)政権に対して軍事行動をほのめかす声明を出すなど朝鮮半島に緊張が走っている。
 中国メディア・南方日報は27日
 「朝鮮半島は一触即発状態か」
とする記事を掲載、中国国内の専門家の意見を紹介した。

  記事では、遼寧省社会科学院朝鮮―韓国研究センターの呂超主任、復旦大学韓国研究センターの方秀玉研究員がそれぞれ自身の見解を表明した。

  呂主任は3度目の核実験の可能性について
 「核実験で国内の士気を高めるというのはちょっと無理がある」
とし、実験強行によって国際社会はおろかロシア、中国の支持を失うリスクを背負うのは
 「キム・ジョンウン(金正恩)にとって良い選択ではない」
と解説した。
 また、国外メディアによる核実験実施情報について北朝鮮が何の反応も示さないことについて
 「否定も肯定もしないことで日米韓が忌みはばかるとの『幻想』を抱いている」
と語った。

  一方、方研究員はジョンウン氏の政権になって国際関係への対応がより柔軟になるなど、北朝鮮に変化が生まれていることを指摘。
 先日発射した「衛星」も米国や周辺国家に通知して
 「国際社会に背かないという誠意」
を示そうとしたが、
 「国際社会はさまざまな方法で北朝鮮を非難した」
と語った。

  そのうえで、すでに北朝鮮は経済制裁には「慣れっこ」になっており、同国との関係を改善するには
 「安全な環境を提供して、国際社会にゆっくりと溶け込ませることだ」
と論じ、
 「脅威を感じているから、北朝鮮は核実験カードを手の内に持っているのだ」
とした。

 遼寧省社会科学院朝鮮―韓国研究センターの呂超主任は
 「均衡を打開することが、自身にとっても非常に危険であることを北朝鮮は意識しなければならない」
と語り、核実験を実施すれば米国に多くの口実を与え、戦争に発展するリスクが増すことになると指摘した。
 一方で、米国は北朝鮮との協議の余地をまだ残しており、両国の接触が理想的に進めば「6カ国協議の再開もまだ希望がある」とした。

  復旦大学韓国研究センターの方秀玉研究員は、核実験による中国への影響を指摘。
 日米韓の同盟が強化され、米国に太平洋地域の配備強化の口実を与えることで「米中関係が微妙になる」とした。太字
 また、北朝鮮が米国とのみ関係を改善するだけでは不十分であり、米国との関係改善を起点にして日本や韓国とも敵対関係を解かなければならないと論じた。

  そして、北朝鮮はすでに2回の核実験を行っており
 「核の技術はとっくに保有している。
 再試験は技術のさらなる昇華にすぎない」
と語り、北朝鮮を核保有国として扱うべきだ提言。
 「今の状況をずっと引きずっていては、問題を解決することはできない」
とした。


 学者さんはいろいろいうが、土壇場にまで入り込んでいるのではないだろうか。
 希望的観測はやめたほうがいい。
 「起こる」ということを前提でことを進め、起こらなかったらメッケもの、というのがいいだろう。


 『
サーチナニュース  2012/05/03(木) 10:33
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0503&f=national_0503_042.shtml

【韓国BBS】韓国と北朝鮮が戦争したら、得をするのは日本?

  韓国のコミュニティサイト「ガセンイドットコム」の掲示板に
 「北朝鮮と(韓国が)全面戦争をすれば、勝者になるのは日本のやつら」
とのスレッドが立てられたところ、さまざまな意見が寄せられた。

  スレ主は、日本は朝鮮戦争のおかげで経済が発展したが、今や韓国に押されている状況にあると指摘。
 現時点で朝鮮戦争が再開した場合、日本の不況があっという間に超好景気に変わると多くの日本人は思っているとし、そのため日本人は韓国で戦争が起きることを待っており、そのような日本の思惑に乗ってはならないと述べた。

  スレッドには、
 「朝鮮戦争を起こしてはならない」
 「日本はもはや復興できない」
との意見が数多くみられた。

●・「北朝鮮と戦争になった場合、韓国は日本だけでなく、中国、台湾など東南アジア、いや全世界の人々に笑われることになる。
 私はそんな状況を死んでも見たくない」
●・「米国にとって、韓国は中国をけん制することができる東北アジアで最も大きい同盟国。
 米国が朝鮮戦争を起こさせない」
●・「日本は放射能と国家の借金のために、仮に朝鮮半島で戦争が起こったとしてももはや復興の見込みはない

  しかし、北朝鮮の核開発などの脅威について楽観視できないとの意見も根強く、韓国も核武装すべきとの声もあった。

●・「北朝鮮が核武装をすることになったら?」
●・「実際、北朝鮮の核技術がイランの核技術の源泉」
●・「ほかの国の表情をうかがわず、韓国も核を作れば良い。
 米国、日本、ロシアに気を遣う必要はない」

  北朝鮮の核開発は韓国にとっても有利に働くとの意見もあったものの、核に対しては慎重に注視しなければならないと、議論が発展した。

●・「北朝鮮の核兵器開発は、韓国が核兵器を保有できる大義名分となります。
 これを危機と見るのではなく、かえって韓国がこれで核武装する機会ととらえては。
 韓国が核兵器保有すれば中国に甘く見られません」
●・「中国から甘くみられることがなくなったら、中国漁船のせいで海上警察官が死んだり、ケガをしたりすることもなくなる」
●・「北朝鮮の核保有をとても安易だと考える人がいる。
 朝鮮半島の非核化が平和統一の道です。
 北朝鮮の核保有は分断を定着化し、東アジア核武装競争を呼び起こすことになる」

  また、朝鮮半島はいつでも、大国の思惑によって左右されており、それは今でも変わらないとの意見もみられた。

●・「韓国のように強力な外勢の力が作用する国家は、戦争をする・しないですら、自らの思いのままにならない」


 上の意見の中でおもしろいのがあった。
 「米国が朝鮮戦争を起こさせない」
という、とんでもない希望的観測意見。

 いま、朝鮮半島でドンパチやりたいのはアメリカなんだよ。
 その状況づくりにコツコツと動いているのがアメリカ。
 そんなこと、ちょっと引いて状況をみてみれば分かることではないか。
 ビンの外でみるのと外から見るのとでは相当視野が違うということか。




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